関東圏から生まれ故郷で老後を過ごすために移住されたご夫婦のための計画です。
土地探しからご一緒させていただき、数か所の候補地を一緒に回った末に
選ばれたのがこの計画地でした。
東側には住宅が並び西側は果樹園が広がってます。
年齢を重ねてからの家づくりということで「平屋的な家づくり」を求められてました。
普段の生活は1階ですべて簡潔され、
2階にある一室は仕事でのオンライン打合せであったり、
趣味であったり、来客時の宿泊であったりと多用途に使える空間です。
駐車場と玄関は一体の大屋根で囲い、安心して車の乗り降りができるようにし、
大屋根を支えている登り梁や野地板が玄関奥にあるリビング空間まで
つながっていくのが外部からもわかります。
玄関は外壁の左官塗が室内まで塗りこまれ、
駐車場からつながる板張りにの天井と相まって
外部と内部のつながりがあいまいになることで、空間の拡がりを演出。
お気に入りのステンドグラスの引き戸を入るとLDKへ。
規則的に並んだ登り梁と板張りの高い天井は空間の一体感と安心感を与えます。
インテリアは今まで使われていた食器棚やテーブルなどの
家具に合わせて落ち着いた色合いに。
ダイニングには手入れの行き届いた芝生の庭を見ながら、
お茶が飲めるような縁台のベンチを設けて、
ゆっくりとした時間の流れを楽しめる空間となっています。
縁台のいえ/塩尻市 2021年
木造 2階建て
延べ床面積:113.77㎡(34.42坪)
施工:金子工務店株式会社
写真:林 広明

Sen