










代々住まわれていた土地での建て替えの計画です。
それまでご家族を守ってくれたご先祖や家屋に敬意を払い、
古い家のイメージを残しつつ新たな生活環境を作ることを考えました。
そして、日常の生活に溶け込んでいた有明山を家族みんなが集まるリビングから
望めるように地盤のレベルと既存車庫の高さ、新に建てる家の高さ計画などを検討。
リビングダイニングをスキップフロアとして数段上ると
正面には山並みの眺望が広がるよう計画しました。
そしてダイニングの中心には、古い家で使われていた思い出の詰まった薪ストーブを配置。
来客用玄関と家族用の玄関が全く別の位置に配置したのも大きな特徴の一つです。
見せる場所と見せない部分のメリハリをつけることで、
暮らしやすく落ち着ける空間となりました。
Cadre山音の家 池田町/2014年
木造 2階建て
延べ床面積:184.50㎡(55.81坪)
施工:株式会社滝澤工務店
写真:岡沢晴也