









松本市内の東側に緩い傾斜地に位置するツナガルイエ。
西側に市街地を見渡せ、はるか遠くには乗鞍などの山並みが望め、
開放的な景色が日々の何気ない生活に潤いを与えてくれる空間になっています。
計画にあたり敷地の周辺を見渡すと、東側は住宅地が迫り、南側には大きな庭のある住宅。
そこで西側のおおらかな景色を家の中に取り込めるような空間構成が
この地に建てる家のあるべき姿と思われました。
LDKをLの字にレイアウトし、ウッドデッキを添わせ、回遊性を持たせます。
ダイニングには漆喰の壁で切り取られた山並みの見える窓を配置。
建て主さんとは、松川パン商店さんに置かせていただいた
オープンハウスのDMがきっかけで繋がりました。
「どこかで誰かと繋がっている」ことを感じさせるこの住まいは、
これからも景観と繋がり、土地と繋がり、人と繋がっていくことでしょう。
ツナガルイエ 松本市/2013年
木造 2階建て
延べ床面積:107.92㎡(32.65坪)
施工:株式会社滝澤工務店
写真:林 広明