計画地は松本市街地の住宅やマンションの建ち並ぶ分譲地の一角です。
周囲は住宅が近接しておりプライバシーを確保しながら
明るく開放的な空間を作ることが課題。
敷地の南側隣地の地盤は約1,2ｍほど上がっていたため、
地盤段差の解消を建物内部に取り込み、スキップフロアにすることを考えました。
玄関を入ると6段ほどの階段があり、リビングダイニングへ。
ラワン板張りの斜め天井は吹き抜けを介し2階のホールへとつながっていきます。
2階のホールは家族の図書室になっており、壁一面の本棚にはそれぞれの本が並び、
吹き抜けに面したスタディーカウンターがあり落ち着いた読書空間に。
少しづつ位置や高さを変えた、3層の床が空間の広がりと変化をもたらし、
南から差し込む光をより家の奥まで取り込むことが可能となりました。